活動報告

パーソナルデータのルール形成に関する勉強会を開催しました

2020年6月5日(金) 13:00~14:30 【オンライン開催】

登壇者:工藤郁子(大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員)
モデレーター:大屋雄裕(慶應義塾大学法学部教授)

PeOPLe共創・活用コンソーシアム会員を対象に「パーソナルデータのルール形成」に関する勉強会を開催しました。

新型コロナウイルス感染症対策でも明らかになったように、パーソナルデータの利活用は社会的にも重要なテーマとなってきています。一方で、プライバシーなどへの配慮につき、具体的な指針がないことが、かえって健全なデータ利用やサービス普及を阻害する面も顕在化しました。今後、ヘルスケアサービスは多岐に渡って展開することが予想され、ガバナンスを構築することも同時に求められています。どのようなアプローチでルール形成を進めるべきかにつき、先行事例として、パーソナルデータ+α研究会から公表された「プロファイリングに関する19項目のチェックリスト」と、その応用展開としての業界ガイドラインの策定などが紹介されました。また、ルール形成の方向性や要点についても議論しました。

最後に、本コンソーシアム戦略室より、ワーキンググループ3(「個人データ保護と法社会制度」)の下に「ヘルスケア分野における倫理審査委員会の在り方検討」タスクフォースを立ち上げる旨、説明がされました。