活動報告

「WG1・WG3合同タスクフォース勉強会&パネルディスカッション」を開催しました

2021年11月25日15:00~16:30 【オンライン開催】

登壇者: 大屋 雄裕(慶應義塾大学 法学部教授)、藤田 卓仙(慶應義塾大学 医学部 特任准教授)、工藤 郁子(東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員)、川森 雅仁(慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任教授)、深見 喜明(慶應義塾大学 医学部 研究員)、飯村 康夫(経済産業省商務・サービスグループヘルスケア産業課企画官)

慶応義塾大学PeOPLeコンソーシアムWG1では、「PHR標準化ガイドライン(提言)」の策定を進めており、会員企業様へのインタビュー及び関連する文献調査等を実施しています。これまでの活動を通して、ビジネスモデル創出のためのユースケース分析、技術を中心とした既存標準ならびに関連制度のレビューを行っており、PHRの利活用促進につながる標準化仕様のスコープを導出し、ビジネスモデルの創出・効率化につながる要件の検討状況を報告しました。
WG3では、「ヘルスケアデータと倫理」というテーマで進めており、利用するデータのレベルと研究内容によって、必要となる倫理審査の在り方を検討すべく、「ヘルスケア分野における倫理委員会開設の検討」を行います。これまでの活動を中間取りまとめとしてまとめ、「従業員データ利活用や健康経営の最大障壁は、推進主体となる社内人材不足との意識」「健康保険組合、保健事業支援サービス等提供事業者もステークホルダーである」「プライバシーや労務管理は体制整備がされており、現時点で法的・倫理的な課題意識はあまり見られない」という結果を公表しました。
またPeOPLe共創・活用コンソーシアム会員を対象に、経済産業省飯村氏に「健康経営におけるデータの利活用」について説明をいただき、WG1・WG3の担当教諭と議論を深めました。