活動報告

「Interoperability(相互運用性)のためのデータセットについての勉強会」を開催しました

2022年8月22日(月)10:00~11:00【オンライン開催】

登壇者:深見嘉明(慶應義塾大学 医学部 研究員)、川森雅仁(慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任教授)、藤田卓仙(慶應義塾大学 医学部 特任准教授)

これまでWG1タスクフォースとして、PHRの取り扱いに関するガイドライン案の取りまとめに向けた活動をしているが、2022年度はユースケースをさらに深めるために自治体での取り組みを取り扱う予定をしており、データの相互運用性を担保し、幅広くPHRが活用されるために必要な要素を整理したく、相互運用性(Interoperability)について議論した。
深見嘉明研究員より「2021年度の振り返りと2022年度のWG1」について発表があり、自治体におけるユースケースを2022年度扱う点とそのユースケースを他の自治体における取り組みに繋げるための相互運用性の重要性について触れ、川森雅仁教授より、「医療データの国際標準化について」発表があり、国際的な相互運用性の潮流に関して確認した。また藤田卓仙准教授より「PeOPLeにおける相互運用性に関する事例」の発表があり、コンソーシアム全体としての相互運用性に関する考え方について確認をした。最後にパネルディスカッションを実施し、自治体の取り組みをユースケースにして標準化をする上での課題と特に相互運用性の観点での注意点について議論を深めた。