次世代インターネットとしてスタンダードを担っていくと考えらえるWeb3.0時代の到来に向けて、多様な生活をイメージし、一人一人が寄り添い、あらゆるユーザーのデータ活用を想像しながら今後の日本のDX戦略をOPERA事業の成果と共に考えました。慶應義塾 天谷常任理事による主催者挨拶、ご来賓の文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課産業連携推進室長 篠原様、JSTイノベーション拠点推進部長 酒井様からご挨拶を頂いた後、講演とパネルセッションが行われました。
メタバース、Web3.0についての包括的なお話しや未来への可能性をMetaverse Japan代表理事の馬淵様から、パーソナルデータの分散管理による取組をOPERA事業を担当されている東京大学の橋田様から、国政の立場から自由民主党参議院議員デジタル推進本部の平議員からお話しいただきました。続いて、東京大学の蟹江様、そして宮田教授も加わりパネルセッションが行われました。精神科の臨床現場で認知行動療法バーチャルセラピーに取り組んでいらっしゃる東京大学の蟹江様からは、具体的な取組や課題についてお話しを伺い、モデレーターの藤田准教授によりセッションが進められました。Web2.0からWeb3.0への転換期に企業はどのような期待を持っているか、流れを加速するためには産学官は何をすればよいのか、日本はどのように変わっていかなくてはならないか、そのための環境整備や税制、レギュレーションの課題、日本の技術(医療)をメタバースの中でどのように活かしていくか、様々な立場の皆さまによる闊達な意見交換が行われました。
ここから創る新しい未来、Web3.0は日本のための流れであり、まさに私達がこの5年間、企業とアカデミアが手を取り合って取り組んできたOPERA事業の成果をさらに発展させていくことが必要であると感じました。シンポジウム終了後の視聴者からのアンケートは、大変勉強になった、Web3.0は日本のチャンスであるというご意見を多数いただきました。
馬渕邦美(一般社団法人Metaverse Japan代表理事)
橋田浩一(東京大学大学院情報理工学系研究科 附属ソーシャルICT研究センター 教授)
平 将明(自由民主党 衆議院議員)
【ファシリテーター】
藤田卓仙(慶應義塾大学医療政策・管理学教室 特任准教授)
【パネリスト】
蟹江絢子(東京大学附属病院 こころの発達診療部 医師)
平将明(自由民主党 衆議院議員)
橋田浩一(東京大学大学院情報理工学系研究科 附属ソーシャルICT研究センター 教授)
馬渕邦美(一般社団法人Metaverse Japan代表理事)
宮田裕章(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授)